またまた中東にやってきました! 今回の旅の舞台はイラン エスファハンへ向けていきなりロングドライブです 折角なので、途中でコム、カーシャーンに寄る予定 総移動距離5000kmオーバーの長い旅路の始まりです! | |
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都市部を抜ければ、あたりは一面の荒野が続くのみ 突き抜けるような青空の下、車は快調に飛ばしていきます | |
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途中、真っ白な海に出くわす なんと巨大な塩湖だそうな でかいです! | |
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1時間半くらい走ったところで街が見えてくる 最初の目的地コムにようやく到着 | |
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駐車できるスペースが全然見つからない 行きたかったモスクはとうに通り過ぎてしまった | |
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1〜2kmほど走ったところで、ようやく駐車スペースを見つけられた 写真のような感じで、延々と車が並んでいる イランの車事情を舐めてました | |
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目的のモスクがある場所まで、今度は歩いて引き返します アラビックな模様で飾られた建物を見ると、あーイスラム圏に来たなーって気持ちが込み上がってきます! 左の男性が今回のドライバーのホメットさん 街中を案内しつつモスクまで連れてってもらいました | |
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小さなモスクが道路の傍らにさりげなく建っている 当然、現地の人には当たり前の光景なので、見向きもされません これこれ!この非日常的な日常風景が最高です! | |
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現在建築中のモスク イランでは新たなモスクが日々産声を上げている そのうち、街中全て埋め尽くされてしまうんじゃないだろうか・・・ | |
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ちょっと引いて全景を撮影 青い空と本当に良くマッチします 建設中ながら、堂々とした風格がすでにある きっと将来は沢山の人々が訪れる名所として賑わっているんだろうなぁ | |
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広場前に軒を連ねる商店街 店頭はどこも地元の人たちで賑わっている | |
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聖地コムの中心地、ハズラテ・マアスーメが見えてきた 金色のドームがすごく特徴的 | |
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↑↑画像の一部拡大 なんだこの異様な凝りようは! | |
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細部に至るまでみっちり描き込まれてる! | |
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細かなアレンジが各所に散りばめられていて、いつまで見ていても飽きません | |
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本当に芸の細かい仕事です。 溜息が出る美しさ! | |
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部屋はかなりの熱気です! 窯の中ではナンが良い感じに焼けてきている。窯は意外と奥行きがあって広い イランのナンには分厚いのと薄っぺらいのと2種類あるのだが、これは分厚い方でバルバリという 敷き詰められた石の上でナンを焼くので、独特の焦げ目が付く + + + + + シャッタースピードが上げられなかったせいで、人はブレちゃってますね 最新の高感度カメラを買ってきたKは余裕で撮ってた。うーん、羨ましい・・ | |
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ドライバーのホメット氏 「食べてみるか?ちょっとそこで待ってろ」といって列に並んでバルバリを買ってきてくれた 文字通り焼きたてなので、本当に熱々です! デンプン質独特の甘みがあって非常に美味しかったです。もちもちした食感もグッド。やはり出来立てが一番ですね! 来た道をナンを食べつつ戻り、再び自動車で次の街を目指します | |
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龍の背びれが延々と続いているような地形 何かの遺跡かと思ったが、どうやら自然の悪戯のようだ イランは見ごたえのある雄大な地形が多く、長時間の車旅も楽しく乗り切れます | |
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コムを出たあと1時間くらい車に揺られて、次の町カーシャーンに到着 | |
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コムにくらべてのどかで落ち着いた雰囲気が漂う町です | |
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日干しレンガを積み上げた壁が特徴的な民家が続きます | |
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少し歩くと、古墳のような遺跡が見えてきた | |
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日干し煉瓦で造られたジッグラトのテペ ・シアルク なんと紀元前5500年、つまり 7500年前の遺物です! | |
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表面の劣化が激しい。さすがに数千年もの時の流れは伊達じゃない いろいろ調べてみたのですが、なかなか思うように修復や発掘調査が進められていないようですね・・ | |
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テペ ・シアルクで発掘された7500年前の人骨 10歳の少女で死因は天井の崩落だそうだ 気の遠くなるような時の果てで、こうしてまた人目に触れることになろうとは夢にも思ってなかっただろう こういう時間を超越した巡り合わせにはロマンを感じさせられますねぇ・・・ | |
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遺跡の上から町を望む 丘の上にあるので、町一帯が見渡せます | |
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入口脇には小さな博物館も併設されていて、出土した土器などを見ることができます | |
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シアルク遺跡の次に、フィーン庭園を訪れました 水と緑で有名な庭園ですが、写真のような土の城壁でぐるりと取り囲まれており、 入園料を支払って中に入らないとその美しい光景は見られない ただ、他国に比べてイランの施設の入場料はどこも安く(50〜100円程度)、特に出し渋る必要は無いでしょう テペ ・シアルクから車で5分程のところで、歩いてもいけると思います | |
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アッバース1世がこよなく愛したというフィーン庭園 城壁をくぐると、殺風景だった景観が華やかな別世界へとがらりと変わる | |
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ここは地元の観光客で凄く賑わっていました 特に学生の集団が多かったです。おそらく地元の学校でも定番の遠足スポットなんでしょうね 東洋人が珍しいのか、学生たちからはかなり注目を集められます 特に小学生くらいのチビッコに取り囲まれると、次々と仲間が集まってきて大変なことに ウチらなんぞ見ずに、庭園を見ろよとツッコミたくなる ただこの好奇心旺盛さはここに限ったものでなく、イラン全土共通のものだとその後の旅を通じて認識することになります・・・ | |
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水辺には特に人が集まってきます そういえばイランに来てから初めて潤沢な水を見たかもしれない 滾々と湧き出でる水をこれほど豊かで恵まれたものだと思ったことはかつて無かった | |
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壁沿いにあるハマム入口では、大量の小学生が入場待ちをしていた どこの国も、子供たちは元気で賑やかです | |
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離れの建物にはコインを投げ入れると願いが叶うという幸運の池がある ここも常に人だかりができている 池も素敵ですが、天井の装飾がまた綺麗なのです! | |
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真下には幸運の池に集まったたくさんの人がいるため、ちょっと横から撮影 イスラムの国々では、ドーム型の天井があればまず何かしらの装飾が施されています ここも例外でなく、色鮮やかなデザインで見上げる人を魅了します | |
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陶器のような白地に淡い青墨で人や動物のイラストが描かれている トルコやシリアではあまり見られなかったデザイン手法です やはり中国など東国の影響を受けているのでしょうか | |
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隣のドームもやはり鮮やかな装飾画が描かれている こちらはまだ描きかけ(修復途中?)ですね | |
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鮮やかなグリーンの芝生が生い茂った区画もあります その周囲を整然と杉の樹が立ち並んでいる 縦横高さ全てが平行直角で綺麗に整えられた、計算しつくされた造園術です | |
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脇の水路もシンメトリーな幾何学構造をなしている モスクやドームのデザインといい、非常に数学的・理論的な思考や感覚に基づき物事が決められていることが見て分かる | |
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庭園を後にして、次の場所へ向かいます | |
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市街地を抜けると、雄大な大地が再び楽しませてくれます | |
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土製の家が数多く立ち並ぶ 見た感じ凄く蒸しそうですが、実際はどうなんだろう・・ | |
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これまでに見たタマネギ型ではなく、トンガリ帽子のような錘状の屋根です | |
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ここの壁もやはり緻密なデザインで飾られています | |
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小さな建物ですが、幾何学構造もあります | |
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今日の最終目的地エスファハーンへ向かう 日も傾いてきて、いよいよ1日目の旅の終わりが近づいてきていることを予感させる | |
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フロントがある本館を抜けると中庭に出ます ホテルの建物がぐるりと取り囲んでいて、中庭は外からは完全に切り離されている いわゆる、一般的なイスラムの建築様式ですね ただ、他のホテルとくらべて敷地、特に中庭が飛びぬけて広いです。そして綺麗です! 文字通り別世界に足を踏み入れたような不思議な感覚を覚えます | |
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折角の異国の夜をこのまま終わらすのは勿体無い! ということで、例によって夜の街中に繰り出します 時刻はちょうど午後8時 大都市エスファハーンはまだまだ賑やかです 夜の喧騒を楽しみつつ、街のシンボルになっているスィー・オ・セ橋を目指すことにする | |
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道路は引切り無しに自動車が走っていて、慣れるまでは対岸へ渡るのも一苦労します | |
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スィー・オ・セ橋に到着。ホテルからゆっくり歩いて15分くらいです 橋といいつつも、水は完全に干上がってしまっており、下を歩いて向こう岸まで行くこともできてしまう 聞くところによると、どうも今年は川の水が不足気味だそうだ 橋の袂にはテーブルが並べられており、ゆっくりお茶をすることも可能なよう | |
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自動車の通行は禁止されており、歩行者がゆっくりと橋を渡ることができる あちこちで地元の人たちが腰を下ろして雑談に花を咲かせている ここは単なる橋以上の役割を果たしているようだ 頑丈なレンガ造りの橋で、街道を歩いているような感じ 1602年、サファヴィー朝のアッバース1世の時代に造られている 日本ではちょうど関ヶ原の合戦が行われているころですね | |
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折角三脚を持ってきたので、長時間露光で撮影 三脚立ててレリーズ引っ張ってカシャカシャやってると、さすがに横を通っていく現地の人たちから注目されました | |
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戻りは橋の下を歩いていくことにする 赤熱灯が燈された橋のシルエットが何とも幻想的です | |
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今度は下流方向を長光撮影。無性に楽しい・・ 街の街灯が反射している部分に、水が若干残されています 腹も減ってきたので、1時間くらいでホテルに戻りました 明日から本格的にエスファハーン散策を開始します! | |
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